栗東の方より遺言書に関するご相談
2025年02月04日
Q:寄付をするために遺言書を書きたいと思っています。行政書士の先生に書き方を教えていただきたいです。(栗東)
私は栗東で暮らす70代の女性です。5年前に夫を亡くしてからは住み慣れた栗東の家に一人で暮らしています。仲のよかった友人を亡くしてからというものの、自分が亡くなった後のことについて考えるようになりました。私たち夫婦には子供がおらず、両親もすでに亡くなっています。親戚とも疎遠になっておりますが、私の兄の子どもが相続人になるのではないかと思います。兄の子どもは既に自立していますし、遺産を残すような間柄でもないため、栗東にある子供のための施設などに寄付できればと思っています。確実に寄付するための遺言書を書きたいと思っているのですが、どのように作成したらいいでしょうか。(栗東)
A:公正証書遺言を作成することをおすすめします。
遺言書を作成することで、ご希望の団体や施設へ財産を遺贈することが可能です。
遺言書には以下の3種類がありますので、それぞれ簡単にご説明します。
①自筆証書遺言:その名のとおり、遺言書を遺す方が自筆で遺言内容を記載する遺言書です。費用がかからず自分のペースで作成できることがメリットですが、遺言書の作成するには規定があり、守らないと無効となってしまいます。
②公正証書遺言:遺言者の記述を基に公証役場の公証人が作成する遺言書です。作成時に費用がかかりますが、原本が公証役場に保管されるため改ざんされる心配や、なくしてしまう恐れがないため、おすすめです。
③秘密証書遺言:遺言者が自分で遺言書を作成し、公証役場の公証人が遺言書が存在することのみを証明する遺言書です。内容を確認することなく、封をして提出するため、遺言内容を誰にも知られることなく作成できますが、規定が守られていなかった場合には無効となる可能性があり、現在あまり利用されない方式です。
今回のご相談者様のように確実に遺言書を残したい場合には公正証書遺言を作成することをおすすめします。相続人以外の団体への遺贈をご希望されていますので、遺言書の内容を実現するために尽力する遺言執行者を指定しておき、公正証書遺言を作成していること、遺言執行者に指名したことを事前に伝えておくとより安心です。
寄付先についてですが、寄付先の正式な団体名を明記することはもちろんのこと、寄付先によっては現金しか受け付けない団体もありますので、注意が必要です。ご自身のご希望の寄付先に確実に寄付を行えるよう、事前にどのような寄付を受け付けているか確認しておくとよいでしょう。
滋賀・栗東相続遺言相談室では、遺言書の作成について栗東の皆様に分かりやすくご説明できるよう、遺言書の作成の専門家による無料相談の場を設けております。
また、遺言書の作成のみならず、相続全般に精通した行政書士が栗東の皆様のお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
栗東の皆様、ならびに栗東で遺言書の作成に詳しい事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
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